バイクの免許を取ってから、数台バイクを乗り継いできましたが、
今回初めてバイクにETC車載器を付けてみました。
取り付けたバイクはカワサキのKLX230というオフロードバイクです。
これまでバイクにETCを付けなかった理由や
取り付けてみた感想を書いていきたいと思います。
これまでバイクにETCを取り付けなかった理由
オフロードバイクは取り付けスペースがない
オフロードバイクという車種の特性上、ETC車載器をつけるようなスペースがない場合が多いです。
フルカウルのスポーツバイクであればシート下などにバッテリーや車載工具、
ETCを収納できるスペースがあるかと思いますが、
オフ車の場合はシート下にそのようなスペースはなく、
バイクの側面にバッテリーや車載工具ケースなどが付いている事が多いです。
KLX230は純正のETCを取り付ける場合は、純正リアキャリアとETCをセットで購入して
リアキャリアの中央部分のスペースに取り付ける形になっています。
純正だと約6万円以上のオプション費用と工賃が発生します。
(※KLX230カタログより)
以前乗っていたWR250RもタンデムステップあたりにETC用ホルダーを取り付けるような
感じだったと思います。
自分の場合はオフ車で林道を走りたいので、
あまり余計のものを付けてバイクの重量を重くしたり、
壊れそうなものを取り付けるのが嫌だったんです。
高速に乗る必要があまりなかった
以前住んでいた場所ではツーリングが楽しいワインディングや峠道、オフ車で走れる林道まで
高速を使わずに1時間程度走れば行けるような場所に住んでいました。
ロングツーリングもたまに行くことはありましたが、その時に高速に乗る必要があれば
料金所でETCカードを手渡しで支払うことで、
小銭を出さずに最小限のストップ時間で通過していました。
バイク用ETC車載器は価格が高い
あまり必要に感じていなかった理由もありますが、そもそもバイク用ETC車載器は高すぎます。
車用であれば数千円で購入できるものが、バイク用だと2万円以上します。
バイク用は防水、防振、防塵など求められるものが多いからだと思いますが。
(将来的にナンバー読み取り方式にならないかな...)
今回オフロードバイクのETCを取り付けた理由は?
なぜ今回ETCを取り付けたのかというと以下の理由です。
- 林道やワインディングまで遠い場所に引っ越した
- KLX230にETCを取り付けるスペースがある事を知った
- ETC車載器の取り付けキャッシュバックキャンペーンがあった
以前は山から近い場所に住んでいたので、峠道や林道まで1時間もかからない場所だったんですが
引っ越しをしてから、ツーリングが気持ちいい場所や林道までは市街地を抜ける必要があったりして
2時間程度は移動が必要になり、高速を使って時間短縮をしたいと思うようになりました。
トランポを使えば移動は楽ではあるんですが、バイクの積み下ろしや
ヘルメットや着替え、その他の準備が大変で多少面倒な部分もあるので
バイク単体で高速を乗れれば、公道範囲も広がるかなと思ってきました。
以前2りんかんでETC取り付けの相談をさせてもらったときがあったのですが、
その際にETC用のポーチなどが必要ですね。と店員さんに言われました。
この時、余計なものを付けたくはなかったので、取り付けを断念していたのですが、
KLX230にETCを取り付けている情報がちらほらとネットに出てきたので、
いくつか見てみると工具収納スペースにETC車載器の本体を入れるパターンが多かったです。
またETC車載器の取り付け助成金キャンペーンがあることを知りました。
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2024年のETC助成金キャンペーンが発表 新車のバイクも対象!
NEXCO各社からETCを購入・セットアップに 助成金が出るキャンペーンが発表されました。 このキャンペーンはここ最近、毎年発表されていますが、 今年はいつなんだろうと自分も思っていまし ...
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新しくETC車載器を付ける場合、1万円キャッシュバックがあるという事で、
このお得なキャンペーンのおかげで、価格が高いETCにお金を払う心理的ハードルも低くなって
取り付けてみようかなと思うようになりました。
KLX230にETCを取り付けた様子
ETC車載器の取り付けは、お世話になっているレッドバロンにお願いしました。
本体部分を工具収納スペースに入れる事をお伝えして、あとはお任せで。
車載器はミツバのBE61W
独立型インジゲーターモデルです。
車載器本体は青いプチプチのビニールの中に入っています。
ネットの情報では工具収納のカバー右側をカットしている様子でしたが、
自分の場合はカバーをカットせず、カバーの爪左側だけをひっかけて
ゴムバンドで止めている形になっています。
あまり配線がきれいではありませんが、今のところ問題もなく
サイドカバーの内側なので問題ないかと。
バッテリーをリチウムバッテリーに変更していて、バッテリーの下と前側にスポンジで
かさ増ししているので、少しスポンジを調整すれば配線もきれいに収まるかもしれません。
インジゲーターはタンク前のフレーム部分に。
メーター部分まで持ってくる場合と比べると、
こっちのほうが無駄な配線が短くなって良いですね。
走行中も確認できる良い位置です。
アンテナ部分はフロントカウルの中の見えない場所に仕込んでもらいました。
ちなみにKLX230の左サイドカウルはキーで開閉できる用になっています。
実際に高速を走ってみた
初めてETCゲートを通るときはちょっと緊張しました。
車のETCのように音声での案内もないので若干怖かったですが、
何度もインジゲーターの緑色を確認して、ゲートを通りました。
これまでは一般レーンで一時停止して、あらかじめポケットに入れておいた
ETCカードを取り出して、係員さんか自動支払機に渡して、
カードと通行券を落とさないようにポケットに入れて。
といったひと手間があったのですが、ETCがないおかげでめちゃくちゃスムーズで
なにより楽で安全です。
ETC専用ICが増えてきたり、スマートICが増えてきている状況なので
今後は公道バイクを購入する場合はETCを必ず付けると思います。
この秋発売予定の新しいKLX230は
どのような方式でETCを取り付けるのか気になっていましたが、
この記事を書いている9月22日現在、まだ何も発表がありませんね。